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サツマイモの栽培記録

 一般管理 2019年 2020年
2021年の育成記録
3/15種芋伏込み 3/29 発芽始め 4/7 種芋交換 4/16 圃場準備
4/27 定植
 


2020年の育成記録
3/15種芋伏込み 3/31 発芽始め 4/29 定植準備 4/30 苗の仮植え
5/03 定植(1) 5/09 定植(2) 5/15 定植(3) 9/12 試し掘り
10/07 収穫


2019年の育成記録
4/4種芋芽だし 5/5 植付 10/1~収穫  


一般管理
栽培手順 肥 料  


2021年の育成記録
種芋臥せ込み

稲わら温床に種芋を臥せ込み。


温床の温度管理
種芋から芽が出る温度は25℃~30℃と言われています。
また苗の育成では、12℃以下で生育が悪くなり、8℃を下回ると種芋が腐ってしまいます
…⇒温床の温度管理の状況

伏せ込み 3/15日
数cm程度の間隔を開けて横向きに並べる。
頭が少し出るくらいの深さに土を入れる

発芽始まり 3/29日
 温度が適当だったのか、去年より2日早く芽が出始めた

サツマイモ芽出し用の温床

3/15 種芋を5-6個入れた箱を2つ、温床に乗せます

3/29 小さな赤い芽が出始めました

種芋交換

温床の温度管理
初期の温度が高すぎたのが原因と思われ、種芋が腐っていて芽が出ない
…⇒温床の温度管理の状況

種芋交換 4/7日
種芋の3/4が腐っていて、新しい芋と入れ替えて臥せ込み直し

最初に芽が出たものは大きくなっている

他の芋は一向に芽が出ないので堀上げて確認。腐っている

全部堀上げて、腐った芋は新しい芋と交換

圃場準備

4/16日 畝づくり
 とりあえず一畝、施肥、耕起、マルチを施しました
★一畝辺りの施肥量=芋化成820を300g、牛糞堆肥を1リットル(380g)

4/16日、取り合えず、一畝準備

定植 2列

4/27日 定植
 苗が取れた分だけ定植。30cm間隔で1列に27株。とりあえず2列のみ定植。
4/30日、苗を1列分購入し定植した

乾燥防止のため、寒冷紗を二つ折りに重ねて被せておいた

★今年は種芋が寒さで傷んだらしく、芽の出ないものが多く、苗が取れなかった
 来年は、種芋の保存方法を改善する必要あり

2020年の育成記録
種芋伏せ込み

去年は芽出しにビニール温室を使ったが必要な温度が得られず、種芋が腐ったり芽出しが遅れた
そこで、今年は稲わら温床を作り試してみることにした。
参考:農林水産省 サツマイモ:育ててみよう

種芋の消毒
芽出しの前には病気予防のための殺菌を行う。
48度のお湯に40分、さつまいもの種芋をつける。
40分の間48℃より温度が下がらないように時々差し湯をして温度を管理する
★今年は、温度管理が面倒なので、種芋消毒は省略し、採苗後の消毒に代える。
温床の温度管理
種芋から芽が出る温度は25℃~30℃と言われています。
また苗の育成では、12℃以下で生育が悪くなり、8℃を下回ると種芋が腐ってしまいます

伏せ込み 3/15日
苗が出来るまでに1カ月半位かかるので3月15日に伏せ込みを行う
10cm程度の間隔を開けて横向きに並べる。
芋は横に寝かせて頭が少し出るくらいの深さにして、空気に晒すように土を被せる
4号温床に入れて、温度管理し、芽出しする。

サツマイモ芽出し用の温床

種芋を5-6個入れた箱を2つ、温床に乗せます

ミラーシートを被せて保温管理します

発 芽

発芽始まり 3/31日
チラホラ、小さな赤い芽が土から頭を出し始めました

3/31 温床の中で、チラホラ赤い芽が頭を出してきた

4/6 温床の中で、次々と芽が頭を出してきた

4/16 芽が伸びてきた

定植準備

圃場準備 4/29日
30cm間隔で植えるので、一畝25株。
去年は、160株植えたので、今年も同じぐらい準備すると、160/25=7畝作ることになる

畝幅60cm、畝間110cmにしました。
横向きの長さ12mの畝を一列と長さ8mの畝を7列で、合計8畝作りました。

かなり土が乾燥しているので、雨が降った後でマルチを敷くことにします。
雨が待てないかもしれないので、3畝だけ、水を打ってマルチを敷きました。

肥料
一畝辺りの施肥量=芋化成820を300g、牛糞堆肥を1リットル(380g)

参考:
1畝(8㎡)当たりの標準施肥量は、窒素(N):24g~48gです。
 芋化成820は窒素8%なので、0.08*300=24g
 牛糞堆肥の窒素は3%なので、0.03*380=11.4g
 合計施肥量は、窒素換算で24+11=35gとなるので、標準施肥量の真ん中位です。

4/28 温床の中で、長いものは40cm位に伸びてきました

4/29 今年は粘土質で水はけの悪い畑のため、高畝にしました。8畝です

苗の仮植え

苗採り 4/30日
温床の苗床から80本の苗を切り出し
1時間ほど深さ10cm位の水に切り口を浸けておく
温床から外気に一気に出したので、水に浸けておいても葉がしおれるものが有る

仮植え 4/30日
畑が乾いていて、昨日水を打ったけれど十分ではない
3日程、暑い日が続く天気予報なので、念のため仮植えして雨の後植えることにする

4/30 温床の苗床から、伸びた茎を葉を2枚残して苗として切り取る。80本採れました

苗を切り取った後の苗床です。短いものは伸びて、切り取ったところは脇芽が伸びて、又苗を取ることができます

箱に土を入れ、苗を並べて上から土を被せます

上から新聞紙を被せて乾燥を防止します

さらに上からカーテンを被せ、風と強い日光から防御して、根が出るのを待ちます

定植(1)(2)(3)

1回目定植 5/3日】 90本
4/29日に準備した圃場で、マルチをしておいた3本の畝に苗を定植した。

縦列の長い畝に37本、横列の標準長さの畝に27本と26本で合わせて90本植え付けた。
4/30日に切出し、仮植えしておいた苗80本では不足したので温床から10本切出して、追加した

仮植えしないで、切出してすぐ植え付けたので、しおれてしまう可能性もあるが、温床を5cmほど2日間隙間を空けておいたので、大丈夫かもしれない
(ちょっと実験の意味もある)

今夜は久しぶりの雨予報なので、雨水がしみこむようにして置き、雨が上がったら寒冷紗を二重にして遮光の覆いを設けて、根が張るまで枯れないように管理する

2回目定植 5/9日】 90本
5/4日の雨の後、しっかり土が湿ったところで5/6日に、残りの5畝にマルチをしておいた
ここに前回の隣から3畝(27×3)と隣の4畝目に9株植え付けた(苗本数90本)

前回、追加で10株を苗を切り出してすぐな植えたが、問題なく根付いたので、今回は全数切出し直後に植えた。
一部の苗25本は、芋の根本から根付きで採って植えた

残りは2畝で9株植え付け済なので苗本数は27×2-9=45本
根元から根付きで採れば十分数量は間に合うが、今回植えた物の様子を4-5日見てから作業する
3回目定植 5/15日】 45本
前回に続けて2畝弱に45株植え付けた(苗本数45本)

数日前から温床の覆いは解放して外気に触れさせているので、全数切出し直後に植えた。
一部の苗は、芋の根本から根付きで採って植えた

今年は、合計225株、畝

種芋廃棄 5/20日】 
 温床を解体し、種芋は未だ元気で100本以上の苗が未だ採れると予想されが、不要なので友人4人に分配して譲った

縦列の長い畝に37本、横列の標準長さの畝に27本と26本で合わせて90本植え付けた。

雨が降らずすっかり土が乾燥しているので、前日に散水をし、植えた直後にも散水した

5/28日 生育状況

試し掘り

1回目仮収穫 9/12日】 2株
最初に植えた畝の端から2株試し掘りをしてみた。適度な大きさが3本。その他はまだ未熟
本収穫は10月以降に、順次行うことにした

9/12日、8月の一カ月間雨が降らなかったので、一部枯れかかったところも有った、

試し堀り、二株でこれだけ。未だ生育不十分

収穫

収穫】 
適度な大きさに育ってきたので、9月後半から、順次収穫始めました
11月末で収穫完了しました。その後降雪があり滑り込みセーフでした。
(降雪による低温で、芋は腐ってしまいます)

10/7日、3株分の収穫量。適度な大きさに育ってきました。



2019年の育成記録

去年の冬、鹿児島で食べた焼き芋が感動的に美味しくて、芋の名前を聞いたら「紅はるか」でした。鹿児島のスーパーマーケットで芋を買ってきて、芽だしをしましたが全く芽が出る気配がありません。何か芽が出ないように処理がしてあるのでしょうか
一緒に芽だしをした「安納芋」は沢山芽がでました。「紅はるか」はやむを得ず苗を購入して作りました。

「紅はるか」は、安納芋より形も甘味も抜群に良い。もう焼き芋は。「紅はるか」しかない。ということで、今年は。「紅はるか」だけ作ります。昨年採れた芋を種にして芽だしをすることにしました

4月4日 芽だし
種芋を育苗箱に並べ、土をかけて温室に入れます。こうすると、芽が出ると同時に元には根が出るので、芽欠きをして根の付いた苗を植えることができます。

作業:
(1) 32cm×47cmの育苗箱の深さが足りないので、木枠を作ってかさ上げします。
(2) 育苗箱の底に2cm位土を入れます
(3) 芋を並べ、芋が完全に隠れるまで土を被せます
(4) 潅水をして温室に入れます。土に湿り気があるように保ちます。

sample 14

育苗箱に芋を並べます

sample 14

芋が完全に隠れるまで土を入れ、潅水し、温室に入れます

sample 14

一ヶ所だけ、小さな芽が出ていました

----------------- 植付 -----------------

5/7日 植付
芽出しをしている芋から、もう一カ月になるのに中々芽が出てこない。だめかもしれないので苗を購入して植えることにした(5/2日)
50本で2500円、苗が古かったのか水に入れてもしおれたままで、このまま畑に植えても活着するか不安だったので、箱に仮植えして5日間ほど根を出させてから畑に定植した。
畑では、活着するまで二重に折りたたんだ寒冷紗を被せて遮光し、枯れてしまうのをを防いで活着を促進する
50本では少ないので、その後追加で50本購入し、結局100本植え付けた

あきらめていたが、遅れて、芽だしの芋から続々と芽が出てきた。もったいないので安納芋を15本と紅はるかを60本を、5月末に植え付けた。
6月に入ってからも続々と芽が出てくるので、他の農家さんに苗をあげた。

 来年は芽出しの方法を改める必要がある。
4月はまだ寒いので、ビニール温室では温度が上がらず芽が出て来なかった
来年は、屋内の暖かい所で十分の発芽させ、その後、箱に土と芋をいれて温室に入れることにする

sample 14

5/2日 購入苗の根だし

sample 14

5/10日 苗箱から小さな芽が出てきました

sample 14

5/13日 急に次々と芽が出てきます

  
----------------- 収穫 -----------------

10/1日~ 順次収穫
早植え分=10/1日 10/7日
遅植え分=11/25日

収穫直後は甘みが少ない。
1ヶ月ほど寝かせるとねっとり甘くなり焼き芋に良い





一般管理
栽培手順

水やり
伏せ込んでから芽が出るまでは水やりの必要はほとんど無し。
発芽したら葉がしおれない程度に毎日水やりをする。多すぎると根腐れの原因になる。

採苗
 採苗は、ビニールトンネルを外して 5日以上経過後、周囲の空気に慣れた時点で実施
 採苗後直ちに定植せず、切り取って2~3時間日陰で放置し、その後消毒、吸水を経て定植

消毒
 ベンレート水和剤やトップジンM水和剤で苗を消毒する
植付前に1時間付けて消毒する
吸水
 採苗・放置・消毒の後、しおれた苗の茎をハサミで1㎝程度切り落としてからバケツなどの容器に入れて、5~10cmほどの水に一晩もしくは一日入れてから定植。

定植
30cmほどの苗を舟底植えにする。根づくまで1週間ほど日除けに寒冷紗を二重に折って掛けておく

芯どめ
植えてから新葉が6枚ほど出たところで芯どめする。
脇芽が出て葉が増える。

ツル返し
除草を兼ねて、蔓から土に下りた根を千切るため、収穫までに 2~3回蔓返しをします
8月ごろ、ツルが伸びすぎたら半分ほどに切ると良い

収穫
植え付けてから80日後から順次。(試し掘りして大きければ)
日光で乾燥させてから風通しの良い所へ

肥 料

施肥量(1畝)
(1) 牛糞堆肥の単品施肥⇒平均量1.2kg
 換算(窒素(N):(0.8-1.6)kg リン酸(P):(0.8-1.6)kg 加里(K):(1.07-1.6)kg)

(2) 甘藷専用化成の単品施肥⇒平均量0.45kg
 換算(窒素(N):(0.3-0.6)kg リン酸(P):(0.27-0.53)kg 加里(K):(0.32-0.48)kg)

(3) 牛糞堆肥と化成肥料の混合施肥⇒牛糞堆肥:0.6kg と いも化成820:0.225kg

********** 参考 ***********
標準施肥量・成分
10a(1000㎡)当たり
窒素(N):3~6kg リン酸(P):4~8kg 加里(K):8~12kg。

1畝(8㎡)当たり
窒素(N):24g~48g リン酸(P):32g~64kg 加里(K):64g~96g。

肥料の成分
牛糞堆肥の成分
 窒素(N):3% リン酸(P):4% 加里(K):6%

甘藷専用化成(いも化成820)の成分
 窒素(N):8% リン酸(P):12% 加里(K):20%